第31回 ぼくはうちゅうじん~夏の課外授業~

梅雨が明けて、まぶしい太陽が照りつける七月。
春に訪れた大和自然学校へ、夏をさがしに課外授業に出かけました。
 
この日のメインは「川遊び」
インストラクターの指導のもと、大自然を流れる川の中で思いっきり水遊びをしてきました。
水の冷たさは然ることながら、ゴーゴーと流れる迫力ある川の音にドキドキします。
一人一つ手渡した水鉄砲で、たちまちのうちに激しい撃ち合いが始まりました。
最後の最後まで、水鉄砲で遊ぶ子もいれば、川の中にぽっかり浮かんで空を見ている子もいました。高いところからダイブする子も現れて、大はしゃぎです。
うだるような暑さをすっかり忘れる、そんな時間でした。
 
 
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スイカ割りをして、キンキンに冷えたスイカを食べて、みんなで見つけた「夏」を詩集に残します。
 
 
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この夏の、3・4年生の読書感想文の課題図書は「ぼくはうちゅうじん」という絵本でした。

夏休みのキャンプの夜。親子で宇宙の不思議、地球の不思議を語り合う。夏の夜にぴったりの絵本です。

 

「宇宙の中には、千億個のぎんががある。だから、地球みたいな星があってもふしぎじゃない。宇宙人がいてもおかしくない。」

 

本の中に出てくるこんなフレーズ。

 

 「もしも宇宙人に出会えたら、地球のどんなことを教えてあげたい?」

 

子ども達に、そう投げかけてみました。

 

 

春に咲く桜は、すごくきれいだよ

梅雨の時期に咲くアジサイはかわいい花だよ

夏は暑いけど、冷たい川の水の中に入って遊ぶのが楽しいんだ

地球にはクラゲがいるよ。ゆっくりふわふわ泳ぐんだ。宇宙人ににているね

秋の森にはきのこや不思議な植物がいっぱいだよ

秋から冬にかけて咲くきんもくせい。とってもいいにおいがするんだよ

この星は、宇宙一、自然がいっぱい、いのちがいっぱいの星なんだよ

 

 

頭で考えるだけではなく、みんなで出かけた課外授業を思い出すと、イメージがぐっと広がります。体全体で、地球のでっかさを感じたこの夏。

子ども達が書いた感想文は、力強く、頼もしく、微笑ましかったです。

いつか宇宙人に会えたなら、たくさんたくさんいい所を自慢できる、

そんな、素敵な星でありたいですね。

2015.11.7

コラム