こたにじゅん(二胡)

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日本では数少ない二胡奏者として国内外でコンサート活動をしながら、もっと二胡の魅力を伝えたいと演奏指導されているこたにじゅん先生にお話しを伺いました。

二胡という楽器の魅力は?

人の声のような音色で、表現の幅が広いところです。 弾き方によって、歌うようにもなり、様々な表情で表現できます。

楽器に触れたことのない方や、楽譜が読めない方でも習うことができますか?

僕自身全くの楽器未経験者からのスタートでした。 音階を数字で表記する“数字譜”は楽譜の読めない方にとって、入門しやすい楽譜だと思います。

楽器は購入した方が良いのでしょうか?お値段が気になりますが

楽器の上達は、ご自宅での練習がかかせません。 その為にも楽器はご自分のモノを所有した方が良いです。 安いものでは1万円台から販売しているものもありますので、初級用として購入をご検討ください。

こたに先生の子供の頃の夢は何でしたか?

子供の頃は絵描きになるのが夢でした。 グラフィックデザインの学校を卒業し、デザイン事務所に就職しましたが、二胡の音色を聴いたのがきっかけで二胡を始めることになりました。 現在は楽曲を創作するということで、デザイナー時代に培った経験が活かされています。

演奏活動でもご活躍なのですね。

"アカラ"というユニットで国内外で演奏活動をしています。

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"アカラ"とは、変ったお名前です。どのような意味があるのでしょうか?

壮大で深遠な意味がありそうな名前だと良く言われますが、由来はボーカル中川の"あからさま"な発言がきっかけです。

結成秘話などお聞かせいただけますか?

グラフィックデザイナーとして都内のデザインオフィスに勤務していた頃、フリーランスのイラストレーターとして活動していた中川えりかと出会い結婚いたしました。
偶然聞いた二胡のCDに二人とも興味を持ち、二胡を始めるきっかけになりました。それから三年を経て、以前よりインディーズレーベルでボーカルとして活動していた中川と、二胡と歌のユニット"アカラ"を結成し、活動を始めました。
以降、都内をはじめ、中国上海でも演奏活動を展開しています。

これからの展望をお聞かせください。

甲府に、さらには山梨に、もっと二胡を普及できるよう、教室での発表会やイベントなどを増やしていきたいと思います。 二胡奏者としての演奏活動も、山梨で展開していきたいと思います。

これから習う人へのメッセージをお聞かせください。

二胡演奏の上達には技術的な練習は欠かせませんが、当教室ではそのために必要な練習方法の指導はもちろん、何よりも音楽を、二胡を、演奏を楽しむことを大切にしています。それが こたに の出発点でもあるからです。
音楽はとても楽しいものです。生徒の皆さんにも、この喜びを感じていただけるように誠心誠意努めて参ります。

プロフィール

グラフィックデザイナーを生業としていた2002年、偶然聴いた二胡の音色に感銘を受け、自己表現の新しい可能性を感じて二胡の世界へ。わずか3年後の2005年に二胡演奏家としての活動を開始し、以来、日本人では数少ないプロの二胡奏者としてコンサート活動を展開している。
2006年より二胡講師としても活動をはじめ、都内各所で講師の経験を積む。2010年、高韶青に師事し、韶山會二胡講師育成コース修了。同年7月『こたにじゅん二胡教室』を開設。現在までに200名以上を指導。

公式サイト