作文倶楽部トトロの課外授業
「自然の中にある、いろんな色をさがそう」
4月の終わりだというのに、桜の花が満開の大和自然学校。 新緑の木々や、不思議な色の昆虫たちにドキドキしたオオムラサキセンター。 赤やオレンジに染まった紅葉の森で挑戦したツリークライミング。
景色の美しさだけでなく、その時の風の香りやつーんとした肌寒さまでも 子ども達の記憶に残ってくれたらいいなと願いながら 今年度も課外授業に出かけました。
自然の中ではみんなフラットな状態。
包丁がうまく使える子、小さい子の面倒を見るのが上手な子、火おこしが得意な子。 なんにもない森の中で、次々に遊びを考え出す才能がある子。 年齢も性別もすべてを超えて、自分の役割や特技を自分で見つけて動けるようになるから 不思議です。
今年度、特に意識してほしかったのは「自然の中にある色」。 色鉛筆や絵の具では表現できないほどの無数の「色」の美しさを たくさん見つけることができました。
春の課外授業で行ったのは草木染。たまねぎの皮を煮てミョウバンを入れるとあざやかな黄色に。 それぞれの布に輪ゴムやビー玉を使って模様を作り、染め出しました。 「たまねぎの皮ってこんな色がでるんだ!」新たな発見でした。
毎回行った森の色さがしカード。「ネイチャーゲーム」の教材です。 同じ葉っぱを見ても、実は微妙に色が違います。リーダーと一緒に施設回りの森を歩き、人工物ではない自然の色を探しました。
次に、おなじみの白い本に制作をした「かさね色」 平安時代、十二単に代表されるように、公家には着物の表地と裏地の色を配色して楽しむという独特の文化がありました。その季節に合った色を重ねることで、季節を楽しんでいたのです。
課外授業では、子ども達が見つけた春の色を二色選んでもらい、重ねて名前を付けてもらいました。 テントウムシの赤とたんぽぽの黄色で「なかよし」(タンポポとてんとうむしが仲良くお話してそうだったから)桜のピンクと空の水色を重ねて「春風」・・・。個性豊かな楽しい作品ができあがりました。
子ども達が描くさまざまな彩りを見ながら、 山の色が変わってきたな。今日は空の色がいつもとちがうな。 忙しい毎日の中で、ふとそんな変化を楽しめる自分でありたいなと思いました。
トトロ課外授業のご報告(2019年)文責:岩崎 美紀

